宇治町に移住5年 今年ぶどう農家として喜びの初出荷をしました

金なし、土地なし、技術なし、住むところもなく宇治町にやってきた二人ですが、色々な支援を受けながらも強い志しを持って、3年間の研修を受け、一町歩の農地を得、とうとうブドウ農家として喜びの初出荷を迎えました。
現在ブドウ農家を目指し研修中の若者の模範として、先輩として二人の役割は大きく、後輩たちの希望となることでしょう。 又定住対策の支援の在り方についても一石を投じるものと思います。 夢を実現した二人ですが、これから先の期待や心配を胸に、新製品の開発やワイン工場など夢は膨らみます。
周囲の心配は早く嫁さんもらって定住してほしい、農業女子きたれ!(志しがある方は市民センタにご連絡ください)

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 鈴木さん・伊藤さん

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<支援者からのメッセージ>

DSC_0282_1宇治高原農園オーナ 牧野さん」 これまで多くのブドウ農家の研修、育成に係わってきました。

私たちの地域では、約30年前からピオーネという品種を中心にブドウ作りが行われてきました。 しかし最近ではその生産者の多くが高齢者で、一人当たりの栽培規模も小さく、将来が危ぶまれていました。しかし、数年前から農業経営を希望する若者たちが移住し、夢をかなえるために頑張っています。 伊藤君、鈴木君もその一人です。彼らは5年間技術の習得に励み、ついに自分たちの夢に一歩近づく初収穫を迎えました。 まだまだ一人前とは言えませんが生産者の一員として、今後ますます地域へ貢献してくれることに期待します。

staff元市民センタ館長 稲毛さん」 最初に彼らと出会い移住のために奮闘しました。

5年前の移住支援は今ほど充実していませんでしたが、伊藤さん鈴木さんは生活費を切り詰めながらもどこか精神的に余裕のある表情が印象的でした。二人はたまたま私の町内に引っ越して来られ研修の合間にも町内会の奉仕作業や親睦会に積極的に参加され節度のある心配りが地元住民に清々しく映り、早々に信頼される若者と認められました。苦難を乗り越え、今年、自分たちのブドウの初出荷となり周りも一様にほっとしているところです。成果が見えてきた「2人の協力」。近い将来「家族になろうよと言える相手が見つかるといいなと密かに願っています。新 居探しは、もちろん宇治町の移住支援「住むか暮らす会」が全力で応援します。


ico07-006彼らはUターン、Iターン者の親睦会宇治U.Iクラブのメンバーです